@article{oai:kokubunken.repo.nii.ac.jp:00004103, author = {須田, 佳実 and SUDA, Yoshimi}, issue = {16}, journal = {国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇, The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature, Archival Studies}, month = {Mar}, note = {pdf, 本稿は、沖縄県公文書館に所蔵されている『沖縄県史9巻沖縄戦記録1』関連資料群を事例に、オーラルヒストリー・アーカイブズ構築の意義と在り方を論じるものである。アーカイブズ学におけるオーラルヒストリーは、インタビューの場だけでなく、構想段階からインタビューの実地、そして編集の過程を経て刊行されるまでの一連の流れを指し、その過程で作成された記録をコンテクスト情報として残す必要性が訴えられてきた。しかし、そうした議論には現場とのずれがあった。そこで本稿では、コンテクスト情報として作成・捕捉されるべきと言われるのはどのような記録を指しているのか先行研究から概観し、そうした記録がもつ意味を『沖縄県史9巻沖縄戦記録1』関連資料群の中身と照合しながら分析を行った。『沖縄県史9巻沖縄戦記録1』は、現在のようなオーラルヒストリーの価値や方法論が確立する前に行われたオーラルヒストリーの嚆矢として、その画期性や歴史的意義が沖縄現代史やオーラルヒストリー、そして音声記録の保存と公開という点からアーカイブズ学においても注目されてきた。しかし、作成された資料群は、偶発的に残されたが故の課題を抱えていた。そうした課題に対し、不在の記録や語り手の主体という視点からもアーカイブズ構築を考えていくべきだという問題提起を行った。}, pages = {111--128}, title = {オーラルヒストリー・アーカイブズ構築を考える―『沖縄県史9巻沖縄戦記録1』関連資料群をめぐって}, volume = {51}, year = {2020}, yomi = {スダ, ヨシミ} }