@article{oai:kokubunken.repo.nii.ac.jp:00004107, author = {八木, 風輝 and YAGI, Fuki}, issue = {16}, journal = {国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇, The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature, Archival Studies}, month = {Mar}, note = {pdf, 旧ソ連圏にある音楽アーカイブズは、首都に設立された音楽アーカイブズの設立と維持が従来報告されてきた。本稿は、旧ソ連の衛星国であったモンゴル国の最西部に位置するバヤンウルギー県を対象とし、そこに1960年代に設立された音楽アーカイブズを取り上げる。バヤンウルギー県は、少数民族のカザフ人が県人口の9割を占めている。バヤンウルギー県の県庁所在地にあたるウルギー市には、バヤンウルギー県地方ラジオ・テレビ局があり、局内に「アルトゥンコル」という音楽アーカイブズがある。設置当時から、当県のカザフ音楽の演奏を磁気テープに記録・収録する活動が行われてきた。現在、アルトゥンコルには、2000曲を超える社会主義期に録音されたカザフ語、モンゴル語、ロシア語の音源が保管されている。本稿は、筆者が2018年にアルトゥンコルでのデジタル化に参与した際のデータを用い、アルトゥンコル設立の過程、収蔵シリーズの特徴、収蔵音源の詳細、保存環境について考察する。社会主義体制が崩壊した後、保存媒体である磁気テープを維持する環境や、デジタル化に様々な課題を抱えているが、アルトゥンコルに収蔵された曲は、社会主義期にモンゴル国のカザフ人が演奏した音楽を再現できる可能性を持ち、社会主義期の演奏実態を解明する一助となる。}, pages = {161--170}, title = {モンゴル国のカザフ音楽アーカイブズ・アルトゥンコル―その設立と維持}, volume = {51}, year = {2020}, yomi = {ヤギ, フウキ} }