@article{oai:kokubunken.repo.nii.ac.jp:00000742, author = {森田, 直美 and MORITA, NAOMI}, issue = {37}, journal = {国文学研究資料館紀要, National Institure of Japanese Literature}, month = {Mar}, note = {pdf, 近世中期から後期には、『源氏物語』を中心とした平安朝文学にあらわれる、装束・調度・建築等を図で示し、注解を施した書が多く著された。本稿では、その中でも特に装束関連の図説書に注目し、江戸後期に成立した『源氏装束図非1式文化考』(国文学研究資料館蔵)、及び『源語図式抄』(大阪府立中之島図書館蔵)を、その一例として取り上げ、紹介する。一条飛良の『花鳥余情』という、『源氏物語』の注釈書でありながら、平安朝装束に関する有職故実書的な性質をもつ書が現われて以降、特に『源氏物語』を素材とし、平安朝の装束・調度に特化した書を再編しようという動きは少なくなかった。その典型的な例の一つとして、江戸中期に著された「源氏男女装束抄」が挙げられる。そして近世後期に至ると、この『源氏男女装束抄』に触発され、これをすすめて『源氏物語』の装束を図説した書が現われてくる。それが『源氏装束図式文化考』であり、「源語図式抄』なのである。 また、本稿では更に、近世後期から末期の有職故実家、松岡行義、斎藤彦麿の業績に触れ、この時期が平安朝物語図説の最盛期的様相を示していることについても言及する。 At the latter term of Edo period, many annotation books that explains story at the Heian period in illustrations approved. In this thesis. I introduce the annotation books. And I consider that those annotation books were influenced from annotation books on Kamakura period and Muromachi period.}, pages = {121--141}, title = {近世後期における平安朝物語の図説化 ―装束関連の書を中心に―}, year = {2011}, yomi = {モリタ, ナオミ} }